東京都ミシン商工業協同組合
フェイスブック ツィッター


ミシン用語辞典 パターン~縫製

パ タ ー ン

  種 類 ■

番号 用語 読み方 意味
1101 パターン   裁断・縫製用の図形。
1102 原型 げんけい 衣服を作るときの基本となる型。
1103 スローバ   原型から転換したデザイン別に応用する工業用のパターンの基本型。
1104 上り型パターン あがりかたぱたーん スローパから転換したデザイン別のパターン。
1105 工業用パターン こうぎょうようぱたーん そのまま裁断・縫製できるパターン。工場設備及び技術レベルに適し、品質の維持、生産性、加工費などのバランスがとれたもの。
1106 マスターパターン   グレーディングのもとになる基準サイズの型。
1107 グレードパターン   グレーディングしたパターン。
1108 型紙 かたがみ パターンを紙等に原寸大に現わしたもの。
1109 縮小パターン しゅくしょうぱたーん 縮小したパターン。
1110 ミニチュアパターン    縮小した型紙。
1111 グレーディング   サイズに合わせてマスターパターンを拡大・縮小すること。
1112 マニプレーション   デザインや体型に合わせて型紙を操作すること。
1113 パターンメーキング   (1)パターンを作ること。   (2)機器を使ってマスターパターンを作ること。

 

  作図に関する用語 ■  

番号 用語 読み方 意味
1201 縫い代 ぬいしろ 布を縫合する場合その縫い目から布端までの部分、又はその寸法。
1202 折り代 おりしろ 布を縫合する場合その折り目から布端までの部分、又はその寸法。
1203 把持代 はじしろ 布を把持するための部分、又はその寸法。
1204 縫い込み ぬいこみ 仕立てる際余分の布を裁ち切らずに縫い込んでおくこと、又はその部分。
1205 わなどり   わに構成されるように裁つこと。
1206 わな裁ち線 わなだちせん わに裁つ位置を表わす線。
1207 裁ち出し たちだし デザインの関係で、ある部分を本体に続けて裁つこと。
1208 持ち出し もちだし ある部分を本体に続けて出すこと。
1209 切り替え きりかえ 通常1枚の布で構成する部分を特別の目的で2枚の布で構成する方法。
1210 縫い目 ぬいめ (1)ステッチの同義語。  (2)ステッチの連続したもの。
1211 仕上り線 しあがりせん パターンの仕上り及び輪郭を表わす線。上り線ともいう。
1212 裁ち切り線 たちきりせん 衣服の仕上り線に縫い代などを加えた線。
1213 裁ち切り寸法 たちきりすんぽう 衣服の仕上り寸法に縫い代、縫い込みなどを加えた寸法。
1214 ゆとり   衣服に必要な機能性をもたせるために身体寸法に加える量(機能量)
1215 ゆるみ   ゆとりの他に、衣服のデザインによって加える量(デザイン量)
1216 合印 あいじるし 縫い合わせのとき、合致させる点を示す印。
1217 ノッチ   合印の同義語。
1218 ハッチング   ひだやしんをパターン上で表わす斜線。
1219 折り返し線 おりかえしせん 折り返す位置又は折り目を付ける位置を表わす線。
1220 ステッチ線 すてっちせん 飾り縫いの位置を表わす線。
1221 地の目線 じのめせん 布のたて方向を表わす線。
1222 基礎線 きそせん 目的の線を描くための基礎となる線。
1223 グレーディングポイント   パターンや型紙を拡大、縮小したりする基準点。
1224 人台 じんだい 人体に似せた形状を持ち、外側を布などで覆ったもの。
1225 ダミー   人台の同義語。

 



プ レ ス

 ■プレス一般■ 

番号 用語 読み方 意味
6101 プレス   スチームや電熱などを利用して、布をこてなどの間にはさんで、過度な圧力をかけることにより、折り曲げ、くせとり、しん地の接着や、仕上げなどを行うこと。
6102 仕上げプレス しあげぷれす 衣服の製造工程やクリーニング工程などの、最後の工程で行うプレス。
6103 中間プレス ちゅうかんぷれす 衣服の製造工程中に行うプレス。
6104 成型プレス せいけいぷれす 平面な布地を、こての型状に合わせて、立体的に仕上げるプレス。形成プレスとしたい。
6105 くせとりプレス   くせとりのためのプレス。
6106 しんすえプレス   しんすえのためのプレス。
6107 整形プレス せいけいぷれす 形を整えるためのプレス。
6108 接着プレス せっちゃくぷれす しん地などを布に接着するためのプレス。
6109 ヒュージングプレス   接着しん地などの接着剤を熱で溶かして、接着するためのプレス。
6110 パーマネントプレス   衣服に耐久的な形態安定性を与えるためのプレス。
6111 割りプレス わりぷれす 縫い代を左右に開いた状態にするためのプレス。
6112 折りプレス おりぷれす 布を折り曲げて、折り目を付けるためのプレス。
6113 倒しプレス たおしぷれす 縫い代を割らずに、片側に倒した状態にするためのプレス。
6114 押えプレス おさえぷれす しん地やテープなどを布に張るためのプレス。
6115 返しプレス かえしぷれす 地縫いした部分を返して、その縫い目を押えて、形を整えるためのプレス。
6116 スチーミング   プレスの作業条件の一つで、加湿、加熱のために蒸気をふかすこと。
6117 ベーキング   プレスの作業条件の一つで、熱処理のため加熱を行うこと。
6118 プレッシング   プレスの作業条件の一つで、被プレス物を加圧すること。
6119 バキューミング   プレスの作業条件の一つで、空気を吸引することにより、除湿、冷却を行うこと。
6120 ブローイング   プレスの作業条件の一つで、空気を噴き出すことにより、除湿、冷却を行うこと。
6121 クーリング   プレスの作業条件の一つで、被プレス物を冷却すること。

プレス機器■

番号 用語 読み方 意味
6201 プレス機 ぷれすき プレスを行うための機械。
6202 仕上プレス機 しあげぷれすき 仕上げプレスを行うための機械。
6203 中間プレス機 ちゅうかんぷれすき 中間プレスを行うための機械。
6204 成型プレス機 せいけいぷれすき 成型プレスを行うための機械。形成プレス機としたい。
6205 くせとりプレス機 くせとりぷれすき くせとりプレスを行うための機械。
6206 しんすえプレス機 しんすえぷれすき しんすえプレスを行うための機械。
6207 整形プレス機 せいけいぷれすき 整形プレスを行うための機械。
6208 接着プレス機 せっちゃくぷれすき 接着のためのプレス機。
6209 パーマネントプレス機 ぱーまねんとぷれすき パーマネントプレスを行うための機械。
6210 高周波接着プレス機 こうしゅうはせっちゃくぷれすき 高周波による加熱原理を利用した接着プレス機
6211 人台プレス機 じんだいぷれすき 人台に被プレス物を上から着せて、中側からスチームや熱風などを送り、外側の布をふくらませて仕上げるプレス機。
6212 ボディプレス機 ぼでぃぷれすき 人台プレス機と同義語。
6213 万能プレス機 ばんのうぷれすき 多目的に用いられるプレス機。
6214 エッジプレス機 えっじぷれすき 端部分の縫い代などを薄く仕上げるために強い圧力がかかるプレス機。
6215 身ごろプレス機 みごろぷれすき 前身ごろをプレスするためのプレス機。
6216 変形身ごろプレス機 へんけいみごろぷれすき 左右身ごろを一体化したプレス機。
6217 そでプレス機 そでぷれすき そでをプレスするためのプレス機。
6218 そで山プレス機 そでやまぷれすき 外そでの縫い目をプレスするためのプレス機。
6219 そで谷プレス機 そでたにぷれすき 内そでの縫い目をプレスするためのプレス機。
6220 そで付けプレス機 そでつけぷれすき そでを付けたアームホール部を内側からプレスするための小さなこてのプレス機。 げんこつプレス機ともいう。
6221 肩プレス機 かたぷれすき 上衣などの肩の部分をプレスするためのプレス機。
6222 背プレス機 せぷれすき 上衣などの後ろ身ごろをプレスするためのプレス機。
6223 わきプレス機 わきぷれすき 上衣などのわきの部分をプレスするためのプレス機。
6224 背わきプレス機 せわきぷれすき 背中とわきを同時にプレスするためのプレス機。
6225 平えりプレス機 ひらえりぷれすき 上衣などのカラーをプレスするためのプレス機で、こての面が平らなプレス機。
6226 えり立てプレス機 えりたてぷれすき 上衣などのカラーをプレスするためのプレス機で、カラーを立体的にプレスできるようなこての形状のプレス機。カラーマスタともいう。
6227 ラぺルプレス機 らペるぷれすき 上衣などのラペルをプレスするためのプレス機。
6228 ズボンプレス機 ずぼんぷれすき スラックスをプレスするためのプレス機。
6229 また下プレス機 またしたぷれすき スラックスのまた下をプレスするためのプレス機
6230 サイドプレス機 さいどぷれすき また下プレス機の同義語。
6231 腰プレス機 こしぷれすき スラックスなどの腰部をプレスするためのプレス機。
6232 小また割りプレス機 こまたわりぷれすき スラックスの小またの縫い代を割るためのプレス機。
6233 しり割りプレス機 しりわりぷれすき スラックスのしり縫い目の縫い代を割るためのプレス機。
6234 カラープレス機 からーぷれすき ワイシャツのカラーの仕上プレス機。
6235 カフスプレス機 かふすぷれすき ワイシャツのカフスの仕上プレス機。
6236 胴プレス機 どうぷれすき ワイシャツの胴の部分の仕上プレス機。
6237 自動プレス機 じどうぷれすき こての駆動、加圧、プレスサイクルなどが自動化されたプレス機。
6238 モータ駆動式プレス機 もーたくどうしきぷれすき モータでこての駆動と加圧を行う方式のプレス機。
6239 エアー駆動式プレス機 えあーくどうしきぷれすき エアーシリンダでこての駆動と加圧を行う方式のプレス機。
6240 ホフマン型プレス機 ほふまんがたぷれすき リンク機構によりこての駆動や加圧を行う方式のプレス機の総称。
6241 ローラ型プレス機 ろーらがたぷれすき 主に接着プレスに用いられる機構で駆動ローラとベルトにより被プレス物を送りローラで加圧する方式のプレス機。
6242 ターンテーブル式プレス機 たーんてーぶるしきぷれすき 被プレス物をセッティングする位置とプレスする位置を変えるため、下ごてや台が回転する機構のプレス機。
6243 スチームプレス機 すちーむぷれすき スチームを熱源としたプレス機で、こてからスチーミングができるプレス機。
6244 乾熱プレス機 かんねつぷれすき スチームを用いないで、電熱などを熱源としたプレス機。
6245 アイロン   布の折り曲げや、しわを伸ばすために用いる加熱器。
6246 スチームアイロン   スチームの噴射ができるアイロン。
6247 バキュームボード   被プレス物の除湿や冷却のために空気の吸引装置の付いているアイロンの作業台。
6248 バキューム台 ばきゅーむだい バキュームボードの同義語。
6249 こて   プレス機などで、布地を押える部分。
6250 上ごて うわごて プレス機の上側のこて。
6251 下ごて したごて プレス機の下側のこて。
6252 まんじゅう   衣服にアイロンをかけるときに用いる台で、大きなまんじゅうのような形をしているもの。
6253 うま 衣服にアイロンをかけるときに用いる足の付いている台。アイロンをかける部位に適した形のものがある。

 

 

ページTOP



縫 製 準 備 工 程

  ■ 生地の受入れ ■

番号 用語 読み方 意味
2101 検反 けんたん 原反の幅・長さ・色むら・きずなどを検査すること。
2102 地のし じのし 生地の裁断する前に布目の曲がったもの又は縮む性質のものを霧を吹いてアイロンをかけるなどの方法で修正すること。
2103 スポンジング   生地を裁断する前にあらかじめ収縮する性質を取り除いたり、布目の修正を機械的に行うこと。
2104 熱収縮 ねつしゅうしゅく 生地などが熱により収縮すること。
2105 緩和収縮 かんわしゅうしゅく 張力を取り除いたり、熱やスチームをかけたりしてひずみを除くことにより、生地が収縮すること。
2106 マーキング   要尺が少なくなるよう布などの上に型紙を配列すること。またコンピュータによる場合には型紙の図形データを入力し、最適配列の演算を行いアウトプットする。
2107 型入れ かたいれ 要尺を少なくするために、裁断に必要な型紙を布上などに組み合せて配置すること。
2108 図入れ ずいれ 型紙を布の上などに配置しその形を書き入れること。
2109 取数 とりすう 布地一反で取れる着数。又は型入れの着数。
2110 要尺 ようじゃく 一着の衣服を作るために必要となる生地の長さ。
2111 マーキングシート   型入れしたシート。

■ 延 反 ■

番号 用語 読み方 意味
2201 解反 かいたん 巻かれた状態の生地をほどいて折りたたんだ状態にすること。
2202 放反 ほうたん 解反または延反した状態で、そのまま置いておくこと。
2203 延反 えんたん 生地を裁断するために必要な長さや枚数に従って台の上に広げること。
2204 折り返し延反 おりかえしえんたん ある延反する長さに対して行ったり来たりした状態に延反すること。
2205 一方向延反 いちほうこうえんたん 生地の毛並みの方向を同一方向にそろえて延反すること。
2206 スプリットマーク   生地のきずの入った部分のマーク。又はチェックすること。

■ 裁 断 ■

番号 用語 読み方 意味
2301 裁断 さいだん 生地を目的の形又は大きさに切ること。
2302 自動裁断 じどうさいだん 布を自動的に裁断すること。
2303 機械裁ち きかいだち 布を裁断機を使って裁断すること。
2304 ナイフカット   布を刃物を使って裁断すること。
2305 ナイフメッシュ裁断 ないふめっしゅさいだん 小さいナイフを裁断台にメッシュ状に埋めこみ必要なナイフだけを駆動して行う裁断。
2306 ハイドロジェット裁断 はいどろじぇっとさいだん 超高圧の液体をノズルから噴出させて行う裁断。
2307 ヒートカット 布を電熱線によって溶かして裁断すること。
2308 レーザ裁断 れーざさいだん 布をレーザによって裁断すること。
2309 打抜 うちぬき (1)金型を使う裁断。   (2)オーバコートなどの前ボタンが表面に表われる穴のあけ方(比翼に対する用語)。
2310 手裁ち てだち はさみなどを使って手で布を裁断すること。
2311 はさみ裁ち はさみだち はさみを使って布を裁断すること。
2312 包丁裁ち ほうちょうだち 包丁を使って布を裁断すること。
2313 型抜 かたぬき 刃型を使って布を押し切りすること。ダイカットともいう。
2314 荒裁ち あらだち 柄や布目を合わせる目的で生地を正確に裁断する前に所要の大きさに裁断すること。
2315 本裁ち ほんだち 布を最終目的の形状に正確に裁断すること。
2316 大裁ち おおだち 延反の長さが長い場合などの時、裁断作業での生地の取り扱いを容易にするため大まかに裁断すること。
2317 小裁ち こだち 小さいパーツを裁断すること。
2318 ピンキング   裁ち目をのこぎりの歯形などのように切ること。
2319 バイアス裁ち ばいあすだち 布を斜め方向に裁つこと。
2320 横裁ち よこだち 布をその横方向に裁つこと。
2321 別裁ち べつだち 種々の目的で別に裁つこと。
2322 一枚裁ち いちまいだち 布を重ね合わせないで1枚で裁断すること。
2323 重ね裁ち かさねだち 布を何枚かに重ね合わせて裁断すること。
2324 一方裁ち いっぽうだち 一着分の全てのパーツを布の毛並を同一の方向に合わせて裁断すること。
2325 一型入れ ひとかたいれ 一人分を型入れし、裁断すること。
2326 二型入れ ふたかたいれ 二人分を型入れし、裁断すること。
2327 広げ裁ち ひろげだち ダブル幅の生地を広げた状態で延反し、裁断すること。
2328 ダブル裁ち だぶるだち ダブル幅の生地を幅方向に中表に折りたたんだ状態で延反し、裁断すること。
2329 地の目 じのめ 布のたて糸又はよこ糸の線。布目ともいう。
2330 共布 ともぬの又はともぎれ 同一の布。
2331 裁断布 さいだんぬの 所定の形に裁断された布。
2332 裁ち目 たちめ 裁断した布の切口。
2333 中表 なかおもて 2枚の布を重ね合わせるとき、生地の表側が内側にある状態。
2334 外表 そとおもて 2枚の布を重ね合わせるとき、生地の表側が外側にある状態。
2335 残反 ざんたん 生地を裁断したあとの残った布。フェンツ、裁断片ともいう。
2336 裁ち合わせ たちあわせ 裁断された布地を縫製前にパターンに合わせて確認すること。
2337 段差カット だんさかっと 2枚の縫い代による厚みを減らすために、1枚の縫い代をカットすること。
2338 カットワーク   本体につけたレースなどの縁に沿って、身生地を切り抜くこと。
2339 目打ち めうち (1)裁断の時、パーツ内部の位置のしるし入れ。  (2)先のとがった縫製用器具。

ページTOP

■縫製準備加工機器■ 

番号 用語 読み方 意味
2401 検反機 けんたんき 検反を行う機械。
2402 スポンジングマシン   スポンジングを行う機械。
2403 延反機 えんたんき 延反を行う機械。
2404 自動延反機 じどうえんたんき 自動的に延反を行う機械。
2405 裁断機 さいだんき 裁断を行う機械。
2406 裁断台 さいだんだい 裁断作業を行う台。
2407 ナイフカッタ   刃物を使って切る方式の裁断機。
2408 丸刃裁断機 まるばさいだんき 丸型の刃を回転させて切る方式の裁断機。
2409 たて刃裁断機 たてばさいだんき たて方向に刃を上下させて切る方式の裁断機。
2410 バンドナイフ   エンドレスの帯状の刃を回転させて切る方式の裁断機。
2411 レーザ裁断機 れーざさいだんき レーザ裁断を行う機械。
2412 ヒートカッタ   ヒートカットを行う機械。
2413 ダイカッタ   型抜きを行う機械。
2414 金型 かながた 打抜きで裁断するための刃型。
 

 

ページTOP



シ ー ム

■目的による縫い■

番号 用語 読み方 意味
4101 地縫い じぬい (1)2枚以上の布地を中表に合わせて裏の方から一緒に縫い合わせること。 
(2)形を構成するために仕上り線を縫うこと。 例 1.01.01
4102 伏せ縫い ふせぬい 縫い代の押えとほつれ止めを兼ねた縫い方の一種で平伏せ縫いともいう。 
(1)縫い代を片返しにし、内側になる縫い代を適当に切り落とし、外側になる縫い代のみに表布を縫い付ける方法。 
(2)縫い代を片返しにして裏布に縫い付ける方法。 例 2.02.03 2.05.02
4103 半伏せ縫い はんぶせぬい 一方の布地だけ縁を二つ折りにして、はぎ合わせる縫い。
4104 折り伏せ縫い おりふせぬい 縫い代の押えとほつれ止めを兼ねた縫い方の一種。 
(1)縫い代の一方を適当に切り落とし、それを包むように他の方の縫い代を折り返し、その折り山のすぐ際を縫って表布に縫い付ける方法。 
(2)縫い代の一方を適当に切り落とし、他方の縫い代をそれに突き合せるように折り返し、その折り山のすぐ際を縫って、表布に縫い付ける方法。 例 2.06.02
4105 両伏せ縫い りょうふせぬい 縫い代の押えとほつれ止めを兼ねた縫い方の一種。一方の布地の端を裏に折り、その折り山を他方の布地の印に合わせておき、その折り山のすぐ際を縫って2枚の布地を縫い合わせ、次に折り返した布地の縫い代を適当に切り落とし、他方の布地の端をそれに突き合せるように折り返し、一方の布地に縫い付けること。 例 2.06.01
4106 割り伏せ縫い わりふせぬい 縫い代の押えとほつれ止めを兼ねた縫い方の一種。
(1)縫い代を左右に割り、その縫い代を更に内側に折り返して表布に縫い付ける方法。 
(2)縫い代を左右に割り、裁ち目のまま表布に縫い付ける方法がある。 例 4.03.03
4107 割り縫い わりぬい 割り伏せ縫いの同義語。
4108 はさみ縫い はさみぬい 2枚の布の間などに他の布、又はひもをはさんで縫うこと。
4109 はさみ端縫い はさみはしぬい 2枚の布の間などに他の布をはさんで、その端を縫うこと。
4110 はぎ   布を大きくするための継ぎ合わせ、又は継ぎ合わすこと。
4111 割りはぎ わりはぎ 布地のはぎ合わせ方の一種で、2枚の布地を中表に合わせ、地縫いした後、縫い代を左右に割り縫い合わせること。 例 4.03.03
4112 重ねはぎ かさねはぎ 布地のはぎ合わせ方の一種で、2枚の布地の端を重ね合わせてはぐこと。 例 2.01.01
4113 突き合わせはぎ つきあわせはぎ 布地のはぎ合わせ方の一種で、2枚の布地の端を突き合わせてはぐこと。 例 4.01.01
4114 袋縫い ふくろぬい 2枚の布地を外表に合わせて縫い止めた後、裏に返し裁ち目を中に包むようにして縫い合わせること。 例 1.06.03
4115 合わせ縫い あわせぬい 2枚以上の布を合わせて縫うこと。
4116 重ね縫い かさねぬい 2枚以上の布を重ねて縫うこと。
4117 突き合わせ縫い つきあわせぬい 布の端を双方から突き合せた状態に縫うこと。
4118 二重合わせ縫い にじゅうあわせぬい 共布を二重に合わせて縫うこと。
4119 毛抜き縫い けぬきぬい 布の折り端を毛抜き合わせにして縫うこと。
4120 縫い代さらい ぬいしろさらい 合わせ縫いの場合、一方の縫い代を落とすこと。
4121 飾り縫い かざりぬい (1)縫い構成が装飾を主とした縫い方。 
(2)布地の表に出る縫い目の線が飾りとして用いられる縫い方。
4122 ピコット   環状、又はぎざぎざの縁飾り。
4123 スカラップステッチ   点線模様縫いやジグザグ模様縫いの一種で、円弧状の縫い目の形。
4124 サテンステッチ   ジグザグ縫いで送り量を少なくし、上糸を並べ埋めた縫い目の形。密着縫い、モール縫いともいう。
4125 二重縫い にじゅうぬい 同じ縫い目を重ねて二度縫うこと。 例 1.01.01
4126 二条縫い にじょうぬい 平行に二条に縫うこと。 例 1.01.03
4127 段差縫い だんさぬい 縫い代幅を違えて行う地縫い。 例 1.02.01
4128 ファゴティング 2枚の布地の端を一定の間隔をおいて向き合わせ、その間を点線ジグザグ縫い、点線模様縫いなどの縫い目を用いて、つなぎ合わせる装飾的な縫い方。 例4.01.01
4129 割り押え縫い わりおさえぬい 縫い合わせた布地を縫い代を割って左右押え縫いをすること。 例 4.03.03
4130 飾りミシン かざりみしん 布地の表に出る縫い目の線が、飾りとして用いられる縫い方。 例 5.06.01
4131 コーディング ひもつけ押えを用いて、布地の上に刺しゅう糸、ひもなどを縫い付けること。 例 5.08.01
4132 ゴージ縫い ごーじぬい 背広の上えりと見返しとの接合部分の縫い。
4133 突き合わせ千鳥はぎ つきあわせちどりはぎ ジグザグ縫いで突き合わせはぎを行うこと。
4134 こばステッチ 布の折り端の飾り縫い。
4135 仮縫い かりぬい 仮に縫うこと。注文服では体に合わせて補正するため、しつけ糸で仮に縫うこと。
4136 つくろい縫い つくろいぬい 布地の損傷した個所をつくろう縫い方で、
(1)ジグザグ縫い又は、点線ジグザグ縫いを送り量を少なくして用いる方法。 
(2)直線縫い、返し縫いを交互に繰り返す方法。
4137 押え縫い おさえぬい 縫い合わせた布地を押えるために縫うこと。 例 2.02.03    2.0 5.0 1~07
4138 押えミシン おさえみしん 押え縫いの同義語。
4139 片倒し押えミシン縫い かたたおしおさえみしんぬい 縫い代を片側へ倒し、起き上がらないように押えるために縫うこと。
4140 一本押え縫い いっぽんおさえぬい 一条縫いの押えミシン。
4141 端一本押え はしいっぽんおさえ 端の部分に行う一本押え縫い。
4142 ヘミング すそを折り返して縫い止めること。
4143 当て縫い あてぬい 当て布などを当てて縫うこと。
4144 つまみ縫い つまみぬい 布を裁ち切らずにつまんで、タック状にして縫うこと。
4145 そく縫い そくぬい 何枚か重なった布を一緒に縫い合せることで、例えばえり付けの場合、しん地を表地及び裏地とともに縫うこと。
4146 通し縫い とおしぬい ある部分とある部分を連続して縫うこと。
4147 補強縫い ほきょうぬい 補強のための縫い。 例 4.08.01
4148 付け縫い つけぬい 布にパーツなどを付けるための縫い。
4149 伸び止め縫い のびどめぬい 布の伸びを止めるための縫い。
4150 回り縫い まわりぬい 周囲を一周して縫うこと。
4151 角縫い かどぬい 角の部分を縫うこと。
4152 先縫い さきぬい 鋭角の部分を縫うこと。
4153 肩縫い かたぬい 肩の部分を縫うこと。
4154 わき縫い わきぬい わきの部分を縫うこと。
4155 腰縫い こしぬい (1)スラックスの上部に腰裏を縫い付けること。 
(2)腰の部分の縫い。
4156 そで縫い そでぬい そでの部分を縫うこと。
4157 相引 あいびき スラックスのわき縫い。
4158 相引縫い あいびきぬい 相引の同義語。
4159 また上縫い またがみぬい また上の縫い。
4160 また下縫い またしたぬい スラックスの内側のまたからすそまでの縫い。
4161 しり縫い しりぬい スラックスなどのしりの部分の縫い目又は縫うこと。
4162 小また縫い こまたぬい 小またを縫うこと。
4163 すそ縫い すそぬい すその縫い。
4164 まち縫い まちぬい まちを縫うこと。
4165 落しミシン おとしみしん 地縫いして返したところに表から縫い目がわからないようにステッチを行うこと。 例 4.07.03  3.14.01
4166 ダーツ縫い だーつぬい ダーツをとる縫いのこと。 例 6.02.01
4167 タック縫い たっくぬい タックをとる縫いのこと。
4168 ピンタック縫い ぴんたっくぬい ピンタックをとる縫いのこと。
4169 穴かがり あなかがり 穴状になった部分をほどけないようかがり始末した縫い方。 穴かがりミシンによる縫い方。
4170 額縁縫い がくぶちぬい 角の縫い方の一種で、できあがった状態が額縁の角のように縫い線が形成される方法。
4171 せっぱかがり 穴糸などを鎖状にしたもので、あきみせの飾り止めに用いる。
4172 ボタン穴かがり ぼたんあなかがり ボタン穴の周囲の布地がほつれないようにかがり縫うこと。
4173 眠り穴かがり ねむりあなかがり 眠り穴にかがること。
4174 丸穴かがり まるあなかがり 丸穴にかがること。

 

■裁ち目の始末■

番号 用語 読み方 意味
4201 へり縫い へりぬい 被縫製物の端面部をほつれ防止又は飾りの意味を加味して縫い合わせを行う縫い方をいう。
4202 縁縫い ふちぬい へり縫いの同義語。
4203 玉縁縫い たまぶちぬい 装飾及び縫い代の始末を目的として、布地の裁ち目を玉縁布で縫い包むこと。 例 3.0 5.0 1~ 0 9 3.0 3.0 1 3.1 4.0 1
4204 パイピング   装飾を目的として布地の縁に別布をパイプ状に縫い付けること。 例 1.1 5.0 1~ 0 3
4205 コードパイビング   コード(しん地)を入れたパイピング。 例 1.18.01 1.19.01
4206 バイアス縁どり縫い ばいあすふちどりぬい バイアス布を使ってへり縫いをすること。
4207 バインダ縁どり縫い ばいんだふちどりぬい バインダを使ってへり縫いをすること。
4208 くるみ縫い くるみぬい 布の端を三つ折りにして、その折り代に他の布地の端をそう入して折り代の上からミシンをかけること。
4209 バイアスくるみ縫い ばいあすくるみぬい バイアスの両端を縫い代だけ折り、これを更に二つ折りした中間に布2枚を重ねた端を押し込み上からミシン縫いしたものをいう。
4210 包み縫い つつみぬい バイアステープなどで布の端をくるむようにしてミシン縫いすること。
4211 バイアス包み縫い ばいあすつつみぬい 包み縫いの同義語。
4212 二つ折り縫い ふたつおりぬい 布を二つ折りにして縫うこと。 例 6.0 2.0 1
4213 三つ折り縫い みつおりぬい 布地のほつれを防ぐため、布地の端を三つ折りにして縫い付けること。 (1)三つ折りにした布地の端を一度に縫い止める方法。 例 6.03.01  (2)布地の端を折って縫い止め、更にもう一度折って縫い止める方法。 例 6.0 3.0 8
4214 三つ折り押えミシン縫い みつおりおさえみしんぬい 三つ折り縫いの同義語。
4215 四つ折り縫い よつおりぬい 布の両端を内側に折り、その両端の折り代を中側になるように重ね、上よりミシン縫いをかけたもの。
4216 四つ折り端縫い よつおりはしぬい 布縁を四つ折りにして縫うこと。 例 6.0 4.0 1
4217 巻き縫い まきぬい 布地の端を少し折り返し、内側に巻き込むように縫い合せること。三つ巻き縫い、合わせ三つ巻き縫い、ラッパ巻き縫い、太巻き縫いなど。 例 1.0 8.0 1
4218 三つ巻き縫い みつまきぬい 三つ巻き押えを用いて布地の端を三つ折りにしながらその上を縫い止めること。 例 6.0 3.0 1
4219 合わせ三つ巻き あわせみつまき 2枚の布地の裁ち目を重ね、5~10mm内側に巻き込み、その上にミシン縫いをすること、又はしたもの。
4220 太三つ巻き縫い ふとみつまきぬい 折り代部分の広い三つ巻き縫い。
4221 巻き伏せ縫い まきふせぬい 合わせ三つ巻きをした後、2枚の布を開いて押え縫いすること。
4222 巻き伏せ まきふせ 巻き伏せ縫いの同義語。
4223 端縫い はしぬい 布地の裁ち目を折り返し、その折り山の際を縫うこと。
4224 端ミシン はしみしん 端縫いの同義語。
4225 捨てミシン すてみしん (1)縫い代の始末の一種で縫い代を折らずにその裁ち目の際を縫うこと。 例 4.0 3.0 3  
(2)本縫いで縫う前にあらかじめ一部を縫っておくこと。 例 1.01.01
4226 ほつれ止め ほつれどめ 布地の裁ち目などをほつれないように始末すること。
4227 すそ引き すそびき 布端を折り曲げ、縁縫いミシンなどにより行うすそ始末の一種。 例 6.0 6.0 1
4228 かがり縫い かがりぬい 布のほつれを防ぐための布端、ボタン穴などにほどこす縫い。
4229 裁ち目かがり たちめかがり 布地のほつれを防ぐ縫い。裁ち目のかがり縫い。 例 6.0 1.0 1
4230 縁かがり ふちかがり 裁ち目かがり縫いの同義語。
4231 千鳥かがり ちどりかがり 千鳥状のかがり縫い。 例 6.02.06

 

■まつり・刺し等■

番号 用語 読み方 意味
4301 まつり   布地から縫い目が見えないようにする縫い方。 例 6.0 3.0 3
4302 まつり縫い まつりぬい まつりの状態に縫うこと。
4303 手まつり てまつり まつりを手縫いで行うこと。
4304 機械まつり きかいまつり まつりを機械で行うこと。
4305 普通まつり ふつうまつり 普通のまつり。縫い目は斜めになる。
4306 たてまつり   裏つきの服のそで口や裏布のそで付けに用いられ、糸足を目立せずに、しっかり止めるまつり方。縫い目はたてになる。
4307 千鳥まつり ちどりまつり 千鳥状のまつり
4308 奥まつり おくまつり 布の折り山から少し入ったところに行うまつり。
4309 渡しまつり わたしまつり 布の端を折った2枚の布を突き合わせにして止めるまつり。はしごまつりともいう。 例 4.0 3.0 1
4310 刺し縫い さしぬい 2枚又は3枚の布地を動かないようにするため、若しくは、カラーやラベルなどに、一定の方向への弾力をもたせるためにほどこす縫い方。
4311 ハ刺し はざし 2枚以上の布地をすくい縫いによる刺し縫いする縫い方。 例 5.29.01
4312 ハ刺し縫い はざしぬい ハ刺しを行うこと。
4313 えり刺し えりざし えりの部分の刺し縫い。
4314 手刺し てざし 手縫いによる刺し縫い。
4315 星縫い ほしぬい 表面に糸をあまり現わさないで、2枚又は枚数の布地を動かさないようにする縫い方。
4316 本星 ほんぼし 表から裏まで、糸を抜き通し、表裏とも返し縫いで止める星縫い。抜き星ともいう。
4317 すくい星 すくいぼし 表から裏に糸をすくい、表側のみ返し縫いで止める星縫い。
4318 端星 はなぼし 背広などの前端に使う星縫い。
4319 奥星 おくぼし 見返しなどの奥に行う星縫い。
4320 刺しゅう縫い ししゅうぬい 刺しゅうのための縫い。 例 8.0 1.0 1

 

■その他■

番号 用語 読み方 意味
4401 いせる   布地を立体的にするためタックとか、ギャザーにならないように布地の一定方向の寸法を短くすること。
4402 ころす   布地をプレスなどにより目的の形になじませてセットすること。
4403 追い込む おいこむ いせる作業をするとき布地の奥行をもって行う動作。
4404 くせとり   布を立体化するために伸ばす、追い込み、いせるなどによって布を変形させる操作。
4405 しんすえ   前身ごろの表地にしんをすえること。
4406 割る わる 生地を縫い合わせて、その縫い代を左右に開くこと。
4407 縫い割り ぬいわり 縫い合わせてその縫い代を割ること。
4408 地縫い割り じぬいわり 地縫いしてその縫い代を割ること。
4409 折り返し おりかえし 衣服のすそなどの折り代を折ること、又はその折り代。
4410 ひだとり   ひだを作ること。
4411 ひだとり縫い ひだとりぬい 布地に規則正しいひだを作ること。
4412 片ひだ かたひだ 片方から寄せて作ったプリーツ。
4413 両ひだ りょうひだ 中心に向って左右から寄せて作ったプリーツ。
4414 箱ひだ はこひだ 両ひだの同義語。
4415 並びひだ ならびひだ プリーツの取り方の一種。たてに並んだ、やや広幅のプリーツ。
4416 背ひだ せひだ 背に作ったひだ
4417 前ひだ まえひだ (1)スカートなどの前にあるひだ。 (2)前タックの同義語。
4418 タックとり   布をつまんで作ったひだで、ダーツのように縫い消さないもの。
4419 前タック まえたっく スラックスなどの前部に作ったタック。内向きと外向きとがある。
4420 ピンタック   布地の折り山の際を縫って作ったタック。
4421 シェルタック   貝がらを直線に並べたようなタック。
4422 シャーリング   一定の間隔をおいて2本以上の縫い目で不規則な波形のひだを作ること。
4423 ギャザー   布地を細かく縫い縮めた状態。
4424 ギャザリング   ギャザーを作ること。
4425 スモック   布を細かく縫い縮めて糸で止めながら作った、飾りのひだ。
4426 スモッキング   布地をシャーリングした後、その上から装飾のため、スーパジグザグ模様縫いなどで、模様を縫い付けること。
4427 プリーツとり   プリーツを作ること。
4428 プリーツ加工 ぷりーつかこう 専用の機器や薬品を用いてプリーツをセットすること。
4429 縫い返し ぬいかえし 縫って返すこと。
4430 地縫い返し じぬいかえし 地縫いしてその縫い代を返すこと。
4431 角出し かどだし すっきりと角度を出すために縫い代を中から押し出すこと。
4432 先出し さきだし 先端がとがるよう縫い代をカットし中から押し出すこと。
4433 角とり かどとり バイアスを方向転換するとき、角度を正確に出すこと。
4434 袋仕立て ふくろじたて 袋状に仕立てること。
4435 風琴 ふうきん 布地を折りたたみ余裕を持たせること。
4436 どんでんがえし   袋仕立てするために表側にひっくり返すこと。
4437 縫い消す ぬいけす 地縫いのとき、布端に斜めに縫いながら自然に布端で縫い止めること。
4438 しつけ   2枚以上の布を仮止めすること。
4439 しつけ縫い しつけぬい しつけのための縫い。
4440 切りびつけ きりびつけ 正確に縫うための糸による印。
4441 とじ   2枚以上の布をまとめ合わせること。
4442 中とじ なかとじ 衣服の表地と裏地などを中側でとじること。
4443 とじ縫い とじぬい とじのための縫い。
4444 止め縫い とめぬい 止めておくための縫い。
4445 しん止め しんどめ しん地に止めること。
4446 縫い止め ぬいどめ 縫いによる止め。
4447 両止め りょうどめ シャツなどのボタン穴の両端の止め。
4448 しつけ止め しつけどめ しつけ縫いによる止め。
4449 まつり止め まつりどめ まつり縫いによる止め。
4450 くさり止め くさりどめ 糸をくさり状にして止めること。
4451 せっぱ止め せっぱどめ 穴糸又は、地縫い糸を用い、2枚の布を間隔を持たせて止めること。
4452 かんぬき止め かんぬきどめ 縫い目がほどけやすい個所やポケットなどのあき止まりの部分を補強するための縫い。
4453 かん止め かんどめ かんぬき止めの同義語。
4454 仮止め かりどめ 仮に止めること。
4455 ふらし   止め付けやはり(貼り)付けをせずに浮かせておくこと。
4456 毛抜き合わせ けぬきあわせ 縫い返した縫い目が毛抜きのように、おがみ合わせになること。(毛抜きのように表裏の折り山がそろうようにすること。)
4457 もみ出し もみだし 中まで入っている縫い目を表から見える位置まで手で押し出すこと。
4458 ひかえる   (1)縫い代を少なくすること。 (2)表裏に差をつけること。
4459 きせ   縫い目と折り目との差をつけることで、例えば背裏の中心などに用いる。
4460 きせかけ   きせをかけること。
4461 ふき   着物の裏側の布を表布の端より更に外に出っ張らせること。
4462 二の字付け にのじつけ 四つ穴のボタンを付けるとき、二の字に見えるように横に糸をかける付け方。
4463 手付けすくい てつけすくい ボタンを手ですくって付けること。
4464 ねまき   ボタンを浮かして付けるとき、糸足に糸を巻き付けること。
4465 まとめ   (1)裁断された裁断布を次の工程へ投入する前準備のため、各パーツの区分や、ナンバリングなどを行うこと。 (2)後処理。
 

 


パターン用語

プレス工程用語

縫製準備工程用語

シーム関連用語

ページTOP